運転席ドアの錆取りで穴が開く
ミニの運転席ドアを下からみると排水のための穴が4つある
このあたりに錆があるのが前から気になっていたので今回処置をすることにした
ドアのハンドルなどを取り除き、内張りを外す
防水用のシートを外せば、ドアの内側の底に手が届くようになる
ドアの内側を見ると、アウターパネルには何か黒い物が貼ってあり、それを覆うようにべたつくコーティングがしてあった
そのうちアウターパネルには制振シートを貼ろうと思っていたので、予想外のことだった
今回はドア内側の底の錆対策なので気にせずに次へと進む
金属ブラシを使って、底についた錆を取り、排水の穴から下に落とす
ここまでは順調だった
底の一部に灰色の何かの塊をみつけた
一見すると、ドアのウィンドウレギュレーターの周りについている粘土のようだった
粘度が落ちて底に貼りついているように見えた
雨水の排水で邪魔になる位置にあるため取り除くことにする
いくら金ブラシでこすってもとれないので、マイナスドライバーを使ってこじるが取れない
ドライバーをノミの代わりにして、ドライバーの後ろから叩いた
すると突然ドアの内側から外が見えた、穴が開いてしまった
動揺してしまい、これから後の画像を取っていない
急遽錆取りは中止し、穴埋めの作業になった
ドアを外から見ると穴の周りが白っぽい
ここで理解した、粘土のように見えたのはパテだったのだ
以前にドアが錆びて穴が開きパテで補修したのだ
パテはドアの外側から塗りこめるので、押し出されたパテはドアの内側へとはみ出す
はみ出されたパテは何もしないまま固まった
粘度と思い込んでいたものが実はパテ、道理で硬かったはずだ
はみ出したパテを取るとより大きな穴が開いてしまうため、パテは取らないことにした
300番台の紙やすりで穴の周りを削る
ホルツのパテを塗りこめる
しかし元の白いパテの上からこのパテを塗るのでは、パテが接着しずらい
そこで慎重に元のパテを削り、穴の周囲も深くした
この上でパテを塗った
15分以上待ってから紙やすりで平らにした
細かい凸凹があるため、再びパテを塗りこめ、乾燥そしてヤスリ掛けを行う
2000番台の耐水紙やすりを使ったがなかなか削れず
4000番台の研磨フィルムに至っては研磨できた気がしなかった
結局300番台が一番早くパテを削ることができ、触った感じも滑らかだった
今日の作業はここまでにして次は塗装になるため、塗装方法をYouTubeの動画で検索した
翌日、塗装開始
まずシリコンリムーバーを使って穴とその周りを脱脂
Holtsのタッチペンにスプレー用のキットを取り付ける
これで小さなスポットを噴き付けるスプレーができる
色は車と同じハワイアンブルー
後でわかったことだけれど、メタリックの塗料は専用のうすめ液で薄めて噴き付けるらしい
このうすめ液は塗料とセットで買っていたのだが、理解していなかった
それでもうすめ液を使わずに塗装が失敗しなかった
2往復吹き付けたら15分以上乾燥、これを4回ほど繰り返した
次にぼかし剤をキットに取り付けて噴霧した
実はこれも本当は間違いのようだった
メタリックの塗料の場合には、ぼかし剤の前にクリアーの吹き付けを行うのが正しい
(メタリックでなければぼかし剤を吹き付けたあとにクリアー)
ぼかし剤は円を描くように吹き付けた、さっと2週ぐらい
塗装と周りをなじませるためのものだから、塗装の中心には吹き付けないのだ
次にクリアーを吹き付けた
これは塗装した全体を覆うように吹き付ける
これもHoltsの「メタリック塗装の仕上げ用」のクリアーをキット「Touch Gun」に取り付けて使った
2往復吹き付けたら15分以上乾燥、これを5回ほど繰り返した
だがたぶん足りなかったと思う、この後の仕上げの磨きでは布に色がついてしまった
最後は磨き上げ
これは2種類のコンパウンドが入っていて、そのうち仕上げの0.9ミクロンのものを使った
手で触り、ざらつく部分をコンパウンドを専用の布につけたもので磨く
実はここで布に色がついた
色がついたということはクリアが剥がれたということ
再びシリコンオフを吹き付けて、クリアの吹き付け・ぼかし・乾燥を5回ほど行った
またコンパウンドで磨いたのだが、艶がでなかった
おそらくクリアの吹き付け・ぼかし・乾燥の作業は、艶が出るまで繰り返す必要があると思う
艶の違い・パテが少し浮いている部分があるけれども
ドアの下の方のためあまり目立たないこともあり、これで完了とした
これまでにミニに使った費用
合計金額 | 1,852,126円 |
コメントを残す